看板の入稿データの作り方 その1
看板のデザインは、Adobe社のillustratorというソフトを使って制作します。
看板だけではなく、さまざまなデザインの現場で幅広く使用されているソフトです。
最近、自社でデザインしたものを使って看板を制作したいというお客様が多いため
看板制作に必要な入稿データの作り方の説明をさせていただきます。
一度のブログでは、長くなってしまい細く説明ができないため
全4回に分けて、ブログにUPしようと思います。
本日は1回目。
入稿データを作る際に必要なこと、注意点を明記します。
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看板の入稿データの作り方 その1
入稿時の注意点
【1. データフォーマットに関して】
イラストレーターで制作したデータで入稿してください。
イラストレーターの保存時のフォーマットは「.ai」で保存してください。
※WordやExcel、PowerPoint、Canvaなどで制作されたデータは
使用できません。
また、保存形式が[.jpg] [.png] [.gif]などの画像データも使用できません。
【2. レイヤーに関して】
レイヤー分けをしているデータは、全てのレイヤーを結合してください。
【3. カラーモードに関して】
カラーモードをCMYKに設定してください。
RGBで制作したデータですと、印刷する際に「CMYKデータ」に変換されます。
その際、色味が大幅に変わってしまいます。
【4. フォントに関して】
データ内で使用されているフォントは、全てアウトライン化を行ってください。
これにより、弊社の作業環境でもフォントが正しく表示されます。
アウトライン化がされていないと、弊社のPC上でデータを開いた際に
文字が違う書体に変換されてしまい、ご希望の書体と変わってしまいます。
★フォントのアウトライン化については、別のブログで図解と共にご説明します。
【5. トンボと塗りたしに関して】
看板の仕上がりサイズに「トンボ(トリムマーク)」を付けてください。
その際、仕上がりサイズの外側まで、背景色などの色を伸ばしてください。
★トンボと塗りたしについては、別のブログで図解と共にご説明します。
【6. サイズに関して】
実際に製作する看板のサイズと同じサイズでデータを作成してください。
看板のサイズが大きい場合は、製作サイズを縮小したデータでのご入稿も可能です。
その際は、縮尺率をデータ上に記載してください。
【7. 画像データに関して】
データ内に画像を配置している場合、その画像データ(CMYK)も一緒にお送りください。
画像解像度に関しては、使用サイズと同じサイズの画像であれば
200dpi程度あれば問題ありません。
しかし、使用サイズよりも小さいサイズの画像の場合は
拡大して使用するため、より解像度の高いデータが必要となります。
拡大率にもよりますが、最低350dpi以上は必要となります。
画像が小さく、解像度も低いデータの場合
実際に印刷した際に、写真があらくなってしまいます。
※使用サイズと画像サイズに関しては、ケースバイケースとなりますので
ご不明点はお気軽にお問い合わせください。
【8. 見本に関して】
原稿の見本となるデータ(JPG、PDFなど)を一緒にお送りください。
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次回2回目のブログでは
フォントのアウトライン化について
図解と交えてご説明いたします。
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