小説『看板ボーイズ』

query_builder 2024/08/16
看板内部の蛍光灯が切れたらLED化するほうがいいのか?
本好きの友人から「こんなのがあるよ」と教えてもらった書籍です。


タイトルは「看板ボーイズ」。


「おおっ!」と思い、すぐに近所の書店で注文しました。


看板をテーマにした小説っていうだけで親近感を感じて読み進めました。


話の内容は、イケメンの男子ふたりが実在する看板建築を見て回るというもの。それゆえに“看板ボーイズ”です。


ウチの会社“株式会社看板ボーイ”は50前後のオッサンが3人でやっている会社です。


自分らはとてもボーイとは呼べない年齢ですけど、作中のふたりは本当のボーイズなんで、改めて社名を考えると自分がちょっとはずかしくなるというか、社名でボーイと言ってしまっていることが厚かましかったかな、という気もします。


物語のキーワードになる“看板建築”とは

「店と家が一体になった構造は店の正面に象徴されていて、一言で表現するなら、普通の民家の正面に、それより大きな看板を仮面のようにくっつけたというところだろうか」

「正面の看板部分はタイルや銅板、モルタルを使って趣向を凝らしたデザインが施され、やけに雰囲気のある建物の造りなのにもかかわらず、横から見ると、すぐに当時の木造の住居が現れる」

と作中で説明されています。


これまでもまちなかで古い商店を見ると「こういうのを看板建築っていうのかな?」となんとなく思ったりしていましたが、改めて看板建築に興味が湧きました。


読みやすくて読後感も良かったです。


『看板ボーイズ』

著:菊地百恵

著:モノガタリラボ

主婦の友社

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株式会社看板ボーイ

住所:東京都板橋区徳丸1-3-5

電話番号:03-6913-0174

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