こんにちは。株式会社看板ボーイの青木です。
ウェブ検索で弊社を見つけてお問い合わせをくださる方々の多くが 「看板とかの工事を依頼するのは初めてで、どのようにすれば良いでしょうか?」 といったことを口にされます。
工事業者は一般消費者向けの小売店や飲食店は違いますので、あまり接する機会がない方も多いと思います。
そこで今回は、業者側からの視点も交えてどのように工事業者を選んだらスムーズに事を運べるのかについて述べていきます。
看板に限った話ではなく、様々な工事業者への依頼の際にご参考にしていただけると思います。
■工事業者はサービス業や接客業とは違う
まず最初に認識しておいてほしいのは、“工事業者はサービス業や接客業とは違う”という点です。
工事業者の中には細かい気配りや接客でサービス業のような対応をしてくれるところもあります。
ですが全部が全部そういう業者ではありません。
工事業者が提供するのは工事や設備であって、お客さんへの気配りの行き届いた対応をセールスポイントにはしていないのです。
普段利用する機会が多い飲食店や美容院やマッサージ店と工事業者を混同していると、工事業者に何かを依頼しようと連絡を取ったときの先方の対応が期待外れと感じてしまうかもしれませんが、そういうものだとあらかじめわかっていれば、工事業者とやり取りする際に戸惑ってしまうことも無いと思います。
工事業者の中には明らかにお客さんへの対応が不向きでエラそうな口の利き方をしたり、ぞんざいことを言ったりする人もいます。
そんな業者は論外としても、横柄でなければ敬語が少々なっていないくらいは許容範囲としたほうがいいです。
接客業のようにスマートな対応をしてくれる工事業者のみを選別していたら依頼先が非常に限定されてしまいますし、客対応の良さが必ずしも工事完了後の満足度の高さには結びつきません。
■不特定多数からの依頼を受ける業者かどうか
工事業者選びで最初に判断したいのは、不特定多数からの依頼を受ける業者かどうかです。
工事業者の中には特定の依頼先からの仕事しか受けていない、一見客からの依頼は受けていないところもあります。
この点を見極めるには、ホームページを見れば簡単です。
広く依頼を受けているところはそういった雰囲気のホームページを作っているし、その業者のホームページに問い合わせの電話番号が大きく表示されていたり問い合わせフォームがあれば、オープンに依頼を受けている業者です。
■なるべく近場の業者からあたる
工事業者選びの際は、できるだけ近場の業者を選んだほうがいいでしょう。
近いほうが打ち合わせや現地調査をスピーディーにやってくれるのは当然です。
また工事業者の多くが見積書の内訳に「出張費」や「運搬費」という項目を設けています。
業者の所在地から現場までの距離が近いほうが、こういった費用は安くなるはずです。
細かい仕事を依頼するときなどは、近場なら受けてくれるけど、遠方だと断られたり、忙しいときは後回しにされるといったことも起こり得ます。
■電話とメールのどちらで問い合わせるのがいいのか?
工事業者への問い合わせは、その業者がホームページで電話とメールの両方で問い合わせを受けているのなら、どちらで問い合わせても良いのでしょうけど、できればメールのほうが望ましいと考える業者が多いのではないでしょうか。
弊社の場合、問い合わせをくださる方のほとんどが見積りを希望しています。
見積り出しのためには、現場の住所、希望する看板の種類やサイズ、看板の設置環境など様々な条件を確認する必要があり、それらを電話でひとつひとつ聞いていくのはけっこう大変で、聞き間違えがあったら見積り額が違ってしまいます。
また現地で打ち合わせを希望されるお客様も多く、その場合は住所とお名前と電話番号を聞ければいいのですけど、これも口頭で聞くよりはメール方が間違いがありません。
このような理由から弊社の場合には口頭のみのヒアリングではなく、互いに記録を残せるメールのほうが望ましいです。 弊社と同じように考える他分野の工事業者も多いだろうと思います。
ですので最初に電話で簡単に依頼したい内容を伝えてそれに対応できる業者であれば詳細はメールで伝えるとか、詳細をメールで伝えたあとに、メールを見てもらえたかどうかの確認で1度電話も入れる、といったやり方が確実でスムーズだと思います。
問い合わせをする側としてはいちいちメールを送るよりも電話のほうが早いと感じるかもしれませんが、対業者のやりとりでは依頼側も多少の労力を払ったほうが、工事完了までの近道になるのです。
■早めに確認したいのは希望納期と支払方法
工事業者とのやり取りで必ず早めに確認しておきたいのは納期と支払方法です。
これらはお客さんのほうから言い出さなくても業者側が確認するべきことなのですけど、ついついこの2点を明確にしないまま具体的な作業内容や見積りの話しが進んでしまうことがあります。
そして後からお客さんが
「〇月〇日までに工事してもらえますか?」
と希望納期を伝えたら、工事業者が
「その時期は立て込んでいるから無理です」
なんて言われてしまうこともあります。
また支払についてどうするかお互いが未確認のまま見積書のやり取りがおこなわれて、お客さんが
「それじゃ、この金額でお願いします」
と伝えたら業者側が
「全額前払いでお願いします」
と言ってきて、お客さんの会社が前払いの社内稟議を通せなくて結局は発注できない、なんてこともありがちです。
支払方法の決定権は業者側にあり、提示してくる支払方法はまちまちです。
自社の取り決めだからと言って全額前払いを求めてくる業者に対して、全額後払いの交渉をしても難しいと思います。
ですが全額前払いを求めてくる業者であっても
“半金前払いで、残金の支払いは工事完了後〇日以内”
といったかたちなら合意できる可能性はあります。
依頼側からすると初めて依頼する業者に全額前払いは不安で、業者側からすると初めてのお客さんで全額後払いは不安です。
そのため
“半金前払い、残金は工事完了後に支払う”
が最もフェアではないでしょうか。
納期と支払方法の2点は最初に確認しておかないと、それまでにやり取りした時間と労力が無駄になってしまうことがありますのでご注意ください。
■おわりに
以上、簡単にではありますが工事業者の選び方と最初に業者に聞くべきことなどをお伝えさせていただきました。
工事業者は工事の技術や工事によって設置する設備などを売っていますので、問い合わせた際の対応の良し悪しは重要ですけれど、それがすべてではありません。
ネットの口クチコミも参考になりますが、ネットで情報がほとんど無いような業者でも良い工事をしてくれるところはたくさんあります。
工事業者選びの際は相手がサービス業や接客業とは思わずにご自身も多少の労力を払って伝えるべきことはきちんと伝えて、そのうえで相手の出方を見てご判断ください。
ちなみに弊社看板ボーイは、お客様に丁寧に対応をしつつ工事の質も高く良心価格の看板工事業者を標榜しています!
目次
NEW
-
2025.05.29
-
2025.05.22工事業者の選び方こんにちは。株式会社看板ボーイの青木です。ウェ...
-
2025.03.10看板ボーイが得意な仕事こんにちは。東京・板橋の看板屋の株式会社看板ボ...
-
2025.03.07看板の役割ブログ そ...こんにちは!看板ボーイのデザイン担当矢島です。...
-
2025.02.26看板の役割ブログ そ...こんにちは!看板ボーイのデザイン担当矢島です。...
-
2024.12.18看板の種類と役割についてこんにちは!株式会社看板ボーイです。一言で看板...
-
2024.12.18看板内部の蛍光灯が切...こんにちは。株式会社看板ボーイの青木です。弊社...
-
2024.09.04黒とゴールドのカッテ......